派遣社員として働いている時に、いじめの問題に直面するケースがあります。そのような場合には、ただちに適切な対処法を行いましょう。

まずは、派遣会社に連絡を入れることが重要です。それぞれのケースによって対処法が異なりますから、適切なアドバイスを受け入れることが問題の解決につながります。もしも派遣先の上司からパワハラなどのいじめを受けているならば、労働基準監督署などの行政機関に相談することが可能です。派遣会社のスタッフが行政機関との連携を行うケースはよくありますので、詳しい事情を打ち明けましょう。

また、具体的に原因を突き止める必要もありますので、どのようないじめを受けたのか、明確に証拠を残しておくべきです。日付を正確に記録して、職場で言われたことを書き残しましょう。小型のボイスレコーダーを携帯して、暴言などを録音する方法も有効です。ポケットに忍ばせるタイプのほかに、ボールペンの形をしたボイスレコーダーも販売されています。

さらに、介護職の派遣社員として働いている場合は、施設の利用者からいじめを受けるケースもありますので注意が必要です。その理由は、認知症などの疾患が原因となって、暴言や暴行を引き起こす利用者が見受けられるためです。いじめを思われる行動を起こした利用者を明らかにして、どのような既往症があるのかを調べておきましょう。派遣会社はもちろん、派遣されている施設にも報告することが大事です。